スイングディーフォーとジュエリーリフォーム

小粒ダイヤモンドのペンダント加工依頼が増えています。揺れるダイヤモンドの「スイングディーフォー」は主にOEMで出荷していますが新規の案件では0.1ct以下のダイヤモンドを揺らすデザインが多く求められるようになってきました。上代5万円位以下で天然石と貴金属で構成される「ライトジュエリー」と呼ばれる分野へ需要が移動しているようです。

揺れる機能を始めて15年を超えますが小粒のダイヤモンドを魅力的に引き立てる機能性デザインには新たなパーツを加えて製作を始めています。揺れる機能は接点の「精度と位置」で決まります。上代を抑えて、品質は同じ、加工費を下げる、となると新しい機能性のアイデアが必要になってきます。

ジェムネットワークのスイングジュエリーはこのような取引先の要望を可能にするための取り組みから新しい要素技術が出来上がり機能性の幅を広げてきました。例えば0.3ｃｔの石に対して3つの径の違う石座(4.2/4.4/4.6mm)を用意することで小さな爪でもしっかりと石留めすることが可能になります。

この一年間で石座の丸カンを切らずに組み立てる技術（特許第5659398）を確立して仕上がり品質を向上させました。

３通りの揺れが可能になりました。
タイプ１．左右の振り子揺れ、使用角度で揺れの速度が変わります。
タイプ２．前後左右に自由に揺れます。
タイプ３．振動揺れします。使用角度で揺れの速度が変わります。

最新の課題は「少し動く・パヴェ配置」機能、これまでと違った機能の要望が入り取り組みを始めています。

ジェムネットワークのスイングディーフォーは定番化を目指していますので、リフォームのご利用を願っています。

100年後に「いいね」と言っていただけるような「定番デザイン」を磨き仕上げたいと奮闘しています。